2011年4月28日木曜日

 版画を始めて半年ほど
版画の可能性が分かりかけてきました

今のところ様々な手法で
自由な表現を試みています

左の作品は
プリントにコラージュしました








サイズいずれもW300 H450









木版やドライポイントを
併用しながら
プレス機で
刷り上げていくことをしています


















写真では
実際の色と効果が異なりますが

私が自己満足している作品です

2011年4月23日土曜日

三春の滝桜そして花見山公園

「三春の滝桜」
福島は美しいところです
毎年春になると 福島の山や美術館にゆきます 
私の一年の旅の始まりです
今年も3月12日に「霊山」登山からスタートするつもりでいました
でもあの大地震に打ちのめされてしまいました
それから6週間 なぜか滝桜に会いたくなって出かけました

滝桜はスゴイ
1000年のパワーは偉大です
滝桜一本の樹が
何万人もの人をこの地に呼び寄せます
1000年を超える巨木には神が宿ります
多くの人に勇気と力を与えます
多くの人をやさしくします








何事もなかったように
悠然と立つ滝桜です
でも多くの人々の死や被災された人々のことを思いやっているのでしょう
今年の花の色合いは
ひときわ美しいそうです








「花見山公園」
福島の春は美しい
三春から県道や農道などを走り福島の花見山公園に向かいました
その道中日本の原風景見たいな
集落や山河は懐かしい感傷を喚起させます
そして・・どうでしょう!
写真が花見山公園です
福島市渡利地区の私有地が解放された公園です
そして公園の周辺も花卉園芸家の花が咲き誇り 山間の一帯が花見山公園になっているようです
まさに桃源郷です

この地区の多くの人々が
花を愛して花作りに丹精をこめておられる
三春の桜でも感じたことですが
人々が優しい
駐車場や場内が無料にも関わらず
親切な整理や案内に心打たれます
神宿る木や花々が優しい心を育むのでしょうか

最初は躊躇した旅ですが
想い以上にいい旅でした

東北は美しい
東北は優しい

2011年4月18日月曜日

信州にいい美術館見つけました「梅野記念絵画館」

こんな風景を見ていると
幸せでおおらかになります
今回の信州の旅で、気になる案内板につられてたどりついた場所です 、「芸術村公園」「梅野記念絵画館」の案内板が国道にあったのです
正面の山は浅間連峰です
そして千曲川を挟んだ対岸の場所、標高700mぐらいの梅野記念絵画館から見える風景です。(長野県東御市八重原935-1)
(写真はすべてクリック拡大出来ます)


梅野記念絵画館です
企画展に
「久保一雄展」
「早世のアーチストたち展」を開催していました
私の知らない作家ばかりですが
見ているうちに清新な感動が湧いてきます。 
今回の旅の目的は
池田満寿夫美術館とセゾン現代美術館という大好きな美術館に行くことでした。どちらも見てきたのでが今回の企画が今一つの感でがっかりしていたところです
とても救われた気がします。


この美術館は立地がいいだけではなく、館員の対応がとてもいいのです 明るくとても歓迎されていることが伝わってきます。
セゾンさんでは見せていただくという感じでしたから なおさらです
今回初めての入館にも関わらず
とてもラッキーだったのは
館長の佐藤 修さんから多くのお話が聞けたことです
個人で入館して館長のお話を聞けるなんて 嬉しいことです
気さくで丁寧な解説をされる館長さんですから
尋ねて行かれるといい勉強・いい思い出になりますよ。
 

久保一雄さんの「護岸工事」と云う作品です
 作品集から転載したものですから 本物の良  さはお伝え出来ませんが マチエールと色面の調和がとても感動的です。
 1960年代の港を題材にした作品は どれも素晴らしいものです
 もっとも久保さんは映画関係で有名な人らしく
知らないのは私だけかもしれません。














早世のアーチストたち
後藤六郎、島村洋二郎、立野清
三人の若くして亡くなられた作家の作品が展示されていました。
私が特に惹かれたのは左の作品の作家島村洋二郎さんです
ちょっと病的な凄みを感じる作品が10点ほどあります
なぜか若いころのピカソやゴッホの作品を感じさせる雰囲気があります もちろん島村さんオリジナルの感性です
後藤さんも立野さんも素晴らしく
この人たちの作品を多くの人に見て欲しいと、企画された佐藤館長の情熱にじゅうぶん答えています。

両展とも5月22日までやっています

2011年4月15日金曜日

版画で遊ぶ 

版画を始めたのは いいのですが
面倒なことも多く 楽ではないようです

早い話
壁にぶち当たったようで
愚痴をこぼしかけているのです

ここは開きなって
自由に版を作るしかありません


















ということで
 この際、 遊んでみることにしました
 
 自分の心を
 自由に表現してみようと
 無心に版造りをして
 版の効果に委ねてみました

 
 

 












それが 写真の三点です
いずれも
訳の分からない作品ですが

私の心は
じゅうぶん解放されます

解放された心は
新しい創造の
力になるはずです。

2011年4月7日木曜日

水芭蕉公園(五泉市)

版画のモチーフを探しに野に出ました
もうすぐ木々の芽吹きが始まります
芽吹くと木々の枝は消えてしまいます
今回は裸の枝がモチーフです

五泉市(新潟県)の山沿いを走っていますと
「水芭蕉公園」の案内板がありました
立ち寄ってみますと
多くの人が来ています
かなり有名な場所のようです
すべての写真はクリック拡大できます
まだ五分咲きぐらいとのことですが
場所によっては
じゅうぶん 見ごたえのある密度です
今日は暖かい日でしたから
あっという間に満開になるでしょう
3月下旬から4月中旬まで楽しめるそうです
今度の週末はお勧めです
場所 五泉市菅出2687番地☎0250-43-3911








今年は雪解けが遅かったせいか
葉があまり成長していなくて
白い苞が可憐に引き立ちます

葉も小ぶりですが
花(苞)も小ぶりですから
私の好みに合っていて
見飽きることがありません



おまけと云う訳ではありませんが
雪割り草も咲いていました

雪を解かして咲いてくるような
そんな力があるとは
この可愛さからは想像も出来ません

2011年4月1日金曜日

あの日から3週間です
まるで夢の中の出来事見たいに リアルタイムの映像は容赦なく
こちら側にいる私は為す術もなく凍りついていました
そして 自分がいかに無力で、何も持っていないことをしらされます
私の行為も、考えかたも
ただただ ちっぽけな事だと 思い知らされます

それでも 生かされている以上
出来る限りのことをしなくてはいけません
今日は四月一日です
今日から もう一度やり直す気持ちです

しばらくサボっていた版画をやってみました
それこそちっぽけですが これからです