晩秋の早池峰山です
風もなく穏やかな日だまりを歩いています。
厳しい冬がすぐそこに来ていることなど想像できません。
この山は早池峰うす雪草でよく知られていますが、この時期はもちろん咲いていません。
いぜん見たときには、地味ですがとても清楚な花で、人気のほどを納得したものです。
花の早池峰も素晴らしいのですが、葉を落とした岳樺・ブナ等の白い幹が何とも言えない旅情をうたっています。
早池峰から下山して雫石の道の駅で温泉に入り、濁り酒を飲みながら車泊しました。
その翌朝早く向かったのが乳頭温泉郷です。
温泉に入るのが目的ではなく、乳頭山に登るためです。この一帯はブナの樹林が美しいところで、紅葉の頃はことさら際立ちます。
左の写真は乳頭山登山道です。まだ登り始めたばかりのところですが、楢・カエデ等の紅葉が盛りでした。
この登山道の入り口には、孫六の湯や黒湯といった温泉があります。とても情緒があります。
ご存じ「鶴の湯」です
乳頭山下山後立ち寄りました。
全山紅葉の秘湯です、と言いたいところですが、大混雑でした。
今や有名な「鶴の湯」です、人が来ないはずがありません。車が次から次へと押しかけてきて、観光客も殺気立っています。決死の覚悟で入湯しましたが、案の定後悔です。
乳白色の温泉が、なんだか人の汗のような気がします。承知で入った自分が悪いのですが。
宿泊をして、静かになってから入浴すれば、きっと この温泉の素晴らしさがわかるのでしょうね。
新潟からの往復一千キロの楽しいドライブでした。
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